川上義弘(民主党):
感想としては言ってる事は参考にならないね。
◆ワルラスの法則って知ってる?
資金不足であるからデフレなんだと。
だから、お金でそのギャップを埋めてやればいいというのがワルラスの法則。
というわけで「お金だけでは駄目」ってのはおかしいでしょ?
あと、藤井さんと菊池さんに聞くけど、阪神・淡路の時に
予算を増やして景気回復したけど、三年後に消費税の増税したから一気に冷え込んだ。
今もこの自記に消費増税とか考えているみたいだけど、そのあたりどうなの?
菊池英博教授(公述人):
◆ワルラスの法則について。
そういう風にデフレは貨幣現象って言う人、今でも多くいるけど、
過去十年間で金融緩和をいくらやってもデフレ解消はなかったことが分かってる。
流動性の罠という話で、投資したくなるような事業がないと民間はお金は借りない。
現に昔、各銀行の当座預金を35兆円まで増やしたけど
それは全部投機マネーとして海外に行きました。
だから、投資が必要。
しかし民間はデフレでは投資しないので政府投資が必要なんよ。
政府が3年間、毎年30兆円くらい出して100兆も突っ込めばいい。
◆次に、増税の話。
多分、震災復興のための増税という事を言っていると思うけど、ありえない。
昔の震災後の緊縮財政をした橋本財政改革で金融大恐慌が起こったから、
それは事実で反省して、今度は増税なし、特に消費税上げなんて真似はなしでやればいい。
現在のデフレの日本にはお金は幾らでもあるから、埋蔵金50兆円くらいはすぐ出てくる。
金利についても日銀と協調すればいいだけの話。
藤井聡教授(公述人):
言いたいことは菊池先生がほぼ全て言いました。
◆補足するなら、TPPと増税が復興を妨げる事。
増税が復興を妨げる理由は、景気を冷やすから。
増税するとGDPも下がるので、税収にも寄与しないという事が自明であり事実である。
ただし日本経済が成長し、5〜6年連続で2.5〜3.5%程度の
名目GDPの成長があるなら、増税の議論をしてもいいと考えられる。
川上義弘(民主党):
◆菅デフレって言ってるけど、うちの菅総理は増税やろうとしているんだお。
※どうもこのおじいちゃん、元動画を見ると、ニュアンス的に教授が2人とも増税推進派とレッテルを貼りつつお話しをしているみたいorz
◆小野(教授:菅総理のブレーン)理論ってのがあって、増税してその税収で雇用を増やして
医療・介護の分野に回せば景気が良くなるってのはどう思います?
私はそれで景気回復するとは思いませんが。
あと、地震対策のインフラ整備とか言っているけど具体的にどの分野にすればいいの?
菊池英博教授(公述人):
◆小野理論、初めて聞いたがむちゃくちゃです。
増税による景気へのマイナス効果は支出側よりもずっと大きいから景気は冷え込む。
例えば消費税を5%から10%に上げると、5年後のGDPは40兆円くらい落ちます。
お金の総額は増税額と増税で確保した額がプラマイゼロだから、
増税のマイナス効果が高いので財政再建はありえません。
藤井聡教授(公述人):
◆具体的なインフラ投資について。
既存の建物の耐震強化・補強の補助金を徹底的にやる。
インフラの多重化、つまり道路などを単一ではなく複数のルートを作り、冗長性を持たせる。
このインフラの冗長性(リダンダンシー)があれば、
震災で主要道路が潰れても他の主要道路で物流を保ち、支援することができる。
また、老朽化した建物が多い(50年以上前の建築物)ため、建て替えにもお金が必要。
老朽化対策の必要額を試算したら80兆円もかかると判明。次の震災が来る前に対策が必要。
今回のまとめ(川上のお爺ちゃんとの質疑)はこれまで。AA化したものと比べて如何でしたでしょうか?
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