2012年04月22日

続・IMFの仕組み(いいように金をたかられる政権より)

中国、発言権求め「条件闘争」 有力新興国、拠出意向も示さず G20

 先進国と新興国による20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議が国際通貨基金(IMF)の4300億ドルの資金増強で合意したことで、融資能力は現在の2倍まで高まった。しかし、当初目標の5千億ドルまで届かず、危機がスペインなどに波及した場合の「安全網」としてはなお脆弱(ぜいじゃく)だ。

 欧州危機の「防火壁」の構築は二段構えだ。ユーロ圏は3月、今年7月に発足する欧州安定メカニズム(ESM)などの自前の金融安全網を拡充することで合意。IMFも資金を増強する方向で検討を始めた。

 今回の資金増強に関する合意で、欧州自前の安全網とIMFを合わせ、総額1兆7千億ドルの危機対応枠を準備でき、「危機への防火壁はより堅(けん)牢(ろう)になった」(政府関係者)。

(中略)

 中国人民銀行は会議終了後、「中国が参加しないことはありえない」との声明を出した。ブラジル、インドなどの新興国も最終的に協力姿勢を示したものの、金額は示さず6月のサミットまでに判断を先送りした。

 新興国の消極姿勢の背景にあるのは、国際社会での存在感が増しているにもかかわらず、発言権の拡大に向け、IMFの制度や組織改革が進まないことへの不満があるからだ

 今回も資金増強への協力方法が、IMFでの投票権を与えられる「出資」でなく、「貸し付け」という形だったことに反発。ブラジルのマンテガ財務相は「(欧州の一部の国は)出資割り当ての問題より、お金集めの方に熱心だ」と痛烈に批判した。

 さらに、新興国には「今後、資金をどれだけ拠出するかちらつかせながら、発言権の拡大を目指す『条件闘争』のカードにする」(政府関係者)狙いがあるとの見方もある。

 欧州経済は財政の立て直しや構造改革、成長・雇用確保策、ユーロ圏内部の経済不均衡の是正といった他の重要課題も山積みだ。

 IMFのラガルド専務理事は会議後の会見で「資金増強は必要だが、成長と財政健全化の組み合わせが伴わなければならない」と強調。欧州各国は危機再燃の防止に向けた努力に苦慮しそうだ。

URL:http://sankei.jp.msn.com/economy/news/120421/fnc12042121430010-n1.htm

(`・ω・´)というわけで、これで米ドルを世界一保有している中国がIMFにお金を出さない理由が明らかになりました。
( ̄∀ ̄)投票権ももらえないのに金を出しても意味ないやろ、という判断ですね。
( ゚д゚ ) 金はあるにせよ、何の利益ももたらさないなら出さないと。あの国らしいな。

(`・ω・´)一方日本ですが、600億ドル、2012年春現在の為替レートでおよそ5兆円を融通してます。
(つ∀ ̄)まぁ元は詰みあがった経常黒字を外貨で保有、現在は塩漬けしているドル(アメリカ国債で運用中)だし、融資だからいずれは戻ってくるんだけどね。
( ゚д゚ ) つまり今回の巨額の融資にしても、日本にとっては損になるわけじゃないってことか。

(`・ω・´)ま、結果からしてみれば麻生&中川コンビの1000億ドルの「融資」と変わらないことか。
( ̄∀ ̄)いや、まだ「リリース」、つまり事前告知なので実は増資or出資でした、となる可能性も。
( ゚д゚ ) そして増資の場合はIMFの投票権の駆け引きが出てくるわけだな。

(`・ω・´) それがあるし、単独拒否権(16%出資比率)をもっているアメリカをどう制するか、なんですが
(つ∀ ̄)今の日本は民主党だし・・・。野田総理、安住財務大臣、前なんとか口先外務大臣でどうにかなるとはててもとても・・・
( ゚д゚ ) 中国もけん制しないといけないしな

(`・ω・´)ま、そういうわけで今回の話は、「民主党としては」悪い行動ではなかったのではないかと。
( ̄∀ ̄)世界から顰蹙を買う結果にはならなかったからね。先回みたいに恩を売れればよかったんだけど。
( ゚д゚ ) 世界の財布、日本っていうイメージは避けたいところだな。

(`・ω・´)ちなみにこれは現時点でのまとめ記事みたいなものです。

安住財務相:欧州は引き続き努力を、油断すると危機再来−債務問題

  4月21日(ブルームバーグ):安住淳財務相と日本銀行の白川方明総裁は20日午後(日本時間21日午前)、ワシントンで開かれた20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議の閉幕後に記者会見した。財務相は、焦点となっていた国際通貨基金(IMF)の資金基盤強化が前進したことについて、欧州は危機が再来しないよう引き続き油断しないことが必要だと述べ、財政再建などへの自助努力を求めた。

今回のG20は、欧州の政府債務問題の拡大防止に向けたIMFの資金基盤強化を中心に討議。IMFの融資能力を拡大するため、4300億ドル(約35兆円)を超える追加拠出で合意した。今回の追加拠出で、IMFの支援能力は2倍近くに強化された。日本政府は600億ドル(約4.8兆円)の資金協力を先に表明済み。

日本の資金支援は外国為替資金特別会計の外貨を活用する。政府はリーマン・ショック後の2009年にも、世界的な金融危機の拡大回避へIMFに対し最大1000億ドル(約8兆円)の緊急融資制度を設定。うち返済される見通しである半額程度を軸に支援規模をまとめた。

一方、政府は欧州に対する支援の一環として、ユーロ圏の救済基金である欧州金融安定ファシリティー(EFSF)が10年1月以降に発行した総額393.39億ユーロの債券のうち、約12%を購入している。

http://www.bloomberg.co.jp/news/123-M2PIY00UQVI901.html

(`・ω・´)IMFからの公式発表はまだですので、この「拠出」が「融資」になるか「出資」になるかの事実確定はその発表を待ってからです。
(つ∀ ̄)出資になったら、今の日本の外交能力じゃあ悪い方向にしかいかんだろうね
( ゚д゚ ) 民主党だからな。

(`・ω・´)ちなみにこれは豆知識ですが、IMFの出資金を延滞せずにきちんと納めているのは先進国では日本だけだったりします。
( ̄∀ ̄)日本は世界一の金貸し国家。その立場を上手く使えば、いい外交の武器になると思うんだけどね
( ゚д゚ ) これは自民党の時もそうだが、外務省がヘタレなのが今後の課題だな。

本日のコラムは以上です。参考になりましたら下のバナーをクリックお願いします。
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posted by つるや(国会AA職人二代目) at 21:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 経済(為替) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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