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( ̄∀ ̄)さて、ここでQ&A方式で中国関連の気になるトピックに答えていきます。
環境
Q.中国の環境破壊はいつから深刻化したの?
A.大気汚染については1980年代の改革・開放から起こったようです。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM04045_U3A200C1FF2000/
Q.大気汚染の原因は?
A.PM2.5と呼ばれる微粒子物質で、硫黄酸化物でできています。これは石油や石炭を燃やしたときに出てきます。
中国は今も石炭火力発電がメインで、発電所から出る排ガスと自動車から出る排ガスがPM2.5の原因となっているようです。
Q.大気汚染がひどい地域ってどこ?
A.火力発電所が多い地域が顕著で、つまりは都市部周辺は全部。
北京では測定上限を超えるPM2.5の濃度が出る日もあります。
Q.対策はあるの?
A.ぶっちゃけないに等しい。
自動車の使用を規制したり工場の操業を規制するなどの対策がとられているが、場当たり的。
環境基準がゆるく、排ガスにフィルターを通してないなど法令順守意識が低いため、汚染が進んでいる。
抜本対策には大気汚染物質規制条約に加入などが必要だが、規制に従えば経済がスローダウンしてしまう。
Q.水質汚染はいつ始まったの?
A.これも改革開放からっぽい。
http://www.maff.go.jp/j/kokusai/kokusei/kaigai_nogyo/k_syokuryo/h21/pdf/h21_asia2.pdf
Q.水質汚染の原因は?
A.経済成長に伴い、水使用量が増大したため。
工業排水、生活排水ともに垂れ流しであるところが多いため、急激に汚染が増加した。
下水処理も整備されておらず操作もおざなりのため、汚染が浄化されていない。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E3%81%AE%E6%B0%B4%E4%BE%9B%E7%B5%A6%E3%81%A8%E8%A1%9B%E7%94%9F%E7%8A%B6%E6%85%8B
Q.どのくらい汚染されているの?
A.中国人が死ぬくらいやばい。
公共の水道水は飲用に適さない。七色の川など工業排水の汚染画像が腐るほど出てくる。
地下水は深く掘りすぎたため、高濃度のフッ化物とヒ素によって汚染されている。バクテリアや化学物質による汚染も広がっている。さらに重金属による汚染もある。
さらに、水もとりすぎにより枯渇しており、黄河や長江などが干上がってきている。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E3%81%AE%E6%B0%B4%E4%BE%9B%E7%B5%A6%E3%81%A8%E8%A1%9B%E7%94%9F%E7%8A%B6%E6%85%8B
財政
Q.中国の国家予算っていったい何に使われているの?
A.教育費が一位で15.1%、以下、社会保障10%、公共サービス10%と続く。
公共安全費5.8%という項目があるが、これは国内の治安維持のための支出。
これがなんと国防費5.5%を上回っている。
ちなみに日本は社会保障が29.2%で、比較すると中国は「小さな政府」である。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/files/000007732.pdf
Q.何で教育費がそんなにかかってるの?
A.高等教育機関はすべて政府によって設置・管理されているので、教育事業費、学校の建設費から学生の学費、雑費、宿泊費まで政府が支出しているため。
ちなみに教育を受けている人数は初等・中等・高等まで合わせて2億人。
ただし、教育費用については1980年代から徐々に改革されてきている。
http://www.zam.go.jp/n00/pdf/nd002007.pdf
Q.中国政府の収入の内訳は?
A.租税収入が86%で、国債にはほとんど依存していない。租税収入の内訳は国内増値税(付加価値税)23%
企業所得税16%などが続く。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/files/000007732.pdf
Q.中国政府ってどのくらい借金があるの?
A.国債発行残高7兆2000億元、GDP比15.3%。
ただしこの数値がどこまで信用できるものなのかは謎である。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/files/000007732.pdf
なお、最近では借金総額30兆元と発表された。
地方政府を合わせた合計で、この数値から算出するとGDP比58%になる。
http://www.asahi.com/articles/ASF0TKY201312300204.html
地方政府は借金の借り換え先が乏しいので財政破綻の危機だったり。
ちなみに借金がかさんだ原因としては最近の公共事業や不動産開発が原因らしい。
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/140107/mcb1401070502007-n1.htm
Q.中国の軍事予算はどのくらい?
A.2013年で7406億元(11兆円くらい)で、当初予算比では25年連続の二桁%増加。
米国に次ぐ2位で、実際の軍事費は公表金額を上回るとも言われている。
依然として軍事拡張路線が続いているが、実は国内の景気対策のためという話もある。
フィリピンや日本など、精力的に他国の海域にちょっかいをかけている。
http://www.jiji.com/jc/graphics?p=ve_int_china-kokubouyosan