2013年01月12日

悪性と良性

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【香港株式市況】

香港株式 相場は下落。週間ベースでは指標のハンセン指数が3週間ぶりの下げとなった。中国のインフレが予想を上回って加速したことが示され、追加の政策緩和余地が限られる可能性が出てきた。

中国政府系の不動産開発会社、チャイナ・リソーシズランド(華潤置地、1109 HK)は0.9%安。同業の広州富力地産(2777 HK)も売られた。インフレ加速に伴い当局が不動産規制を継続するとの観測が広がった。


【中国株式市況】

中国株式 相場は下落。中国のインフレが予想を上回って加速したことが示されたことで、景気回復を支える金融緩和余地が限られる可能性が出てきた。

中原証券の李俊ストラテジスト(上海在勤)は「インフレは株式市場にとって潜在的な脅威だ」と述べた上で、「政策金利の引き上げに即座につながることはないだろうが、投資家心理を圧迫する。相場が今月一段と上昇するための材料が不足しており、値固めが必要だ」と語った。

http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MGGN6G1A74E901.html


( ̄∀ ̄)インフレには二種類あります。
(`・ω・´) 悪性インフレ良性インフレ
( ゚д゚ ) どーちがうんだ?



( ̄∀ ̄)悪性インフレは、「労働者の賃金が上がらないけれど物価はあがる」という状態。
(`・ω・´) 「スタグフレーション」などとも呼ばれますね。収入はデフレ、物価はインフレと二つの悪いところを兼ね備えた最悪の状態です。
( ゚д゚ ) ほうほう。


( ̄∀ ̄)対して、良性インフレは物価の上昇と共に賃金も上がっていく状態。
(`・ω・´)世の中全体の富が増えていくという状態です。cf高度経済成長期
( ゚д゚ ) よく言われるハイパーインフレはどっちに入るんだ?



( ̄∀ ̄) 悪性インフレだね。
(`・ω・´) ただし、賃金の上昇率が物価上昇と同等程度なら良性です。
(つ∀ ̄) というか、そもそも「ハイパーインフレーション」という言葉に統一的な数値的定義はないんだよね
(`・ω・´) 印象論が一人歩きしてますよねー。例えば年7%のインフレをすれば10年後には通貨の規模は2倍になりますが、新興国では投資次第で普通にありえますし。
( ゚д゚ ) なるほど。

※記事をUP後、「ケーガンによる定義では月率50%(年率13000%)を越える物価上昇をハイパーインフレーションとする」という定義がありますよ、と教えていただきました。確認不足でした。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%95%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3
1/13加筆。ご指摘感謝!!

( ̄∀ ̄) 安倍内閣の手が普通に進めば、日本はこれから良性インフレになる。
(`・ω・´) 公共事業によるインフラ整備、耐震化と景気へのてこ入れ。同時に金融緩和で金利を調整し、財源を確保。後はスピードの問題ですね。
( ̄∀ ̄) 一方、悪性インフレに入ってるのが中国。



( ̄∀ ̄)昔の記事にも書いたけど、グローバリズムの優等生である中国は極度に輸出依存することでGDPを稼いでいる。
(`・ω・´) 輸出を有利にするためにはどうすればいいか? ドルなどの外貨を買って為替レートを自国通貨安に誘導し・・・
(つ∀ ̄) さらに、昇給をしないで労働者に渡す賃金を可能な限り少なく抑えることで人件費を抑える。
(`・ω・´) そうしてピンハネした部分は株主や中国共産党の幹部、地方政府役人の懐へという寸法です。
( ゚д゚ ) あくどいなぁ。




(´・ω・`) 何しろ、「内陸部の農村と都市部とではまだ十倍近くも賃金格差があり」かつ「人が腐るほどいる」という国ですからね。常に雇用側が強いわけです。
(つ∀ ̄) 共産主義だけど労働者が割を食うってどーいうことだろうねぇ。



( ̄∀ ̄) さらに、去年は誇大化したバブル経済を支えるために金融緩和を連発したし・・・。


中国が追加金融緩和、預金準備率0.5%引き下げ
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM1203S_S2A510C1000000/


( ゚д゚ ) 預金準備率?
(`・ω・´) 銀行が預金に対して手元に残しておくお金に割合です。
( ̄∀ ̄) 要約すると、「銀行は投資しろや。しないと共産党の中央がオシオキしちゃうぞ☆」という話。


( ゚д゚ ) ハイテンションだな。
(`・ω・´) そうして無理やり放出されたお金はどこへ向かったかというと・・・。
(つ∀ ̄) 土地の借地権売買に、誰もすまないビルを建てて土地ころがし・・・。



(`・ω・´) 当然のことというべきか、民間企業にお金を貸す方向へは行きませんでした。
( ̄∀ ̄) だって労働者の賃金が低いままだから購買力が低いんだもの。設備投資して製造能力を上げてもそ
れを必要とするだけの需要がない。
( ゚д゚ ) 貧乏人はモノを買えないと。


(`・ω・´) かといって、人件費を上げると企業は輸出競争力を失うため、できません。
( ̄∀ ̄) つか、すでにタイ、ベトナム、インドあたりに拠点をシフトしている動きがあるね。中国よりは法律がまともだから。
( ゚д゚ ) おういえ。



(`・ω・´) 予断ですが投機に話を戻すと、中国の場合ろくな担保設定もしてません。
(つ∀ ̄) というか、原資は「親類・地縁から借りて返せない場合は命で償う」みたいな
( ゚д゚ ) うわあ・・・。



( ̄∀ ̄) 労賃の向上はないけど、通貨安だから輸入財は高い、土地ころがしのせいでマイホームは高くてもてない、おまけに物価があがる。
(`・ω・´) これで労賃が下がればスタグフレーションの完成です。
( ゚д゚ ) おういえ。


( ̄∀ ̄)中国と日本、グローバルとガラパゴス、悪性と良性、経済的にみてもこれほど対照的な条件は珍しいんじゃないかな。
(`・ω・´) これからどうなるか見ものですね。

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タグ:中国 経済
posted by つるや(国会AA職人二代目) at 21:36| Comment(3) | TrackBack(0) | 経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月10日

国家予算と根回し

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(`・ω・´) 12月の選挙からはや20日。
( ̄∀ ̄) 安倍内閣は最大の公約である震災復興、公共事業による景気回復&インフラ整備に迅速な手を打っています。
( ゚д゚ ) 前の政権とはスピードがえらいちがいだな。


【産経新聞】補正の事業規模は20兆円超に 日本経済再生本部が初会合、産業競争力会議設置も正式決定
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/130108/fnc13010812100007-n1.htm

【朝日新聞】千客万来、沸く自民党 経済対策20兆円、群がる陳情団
http://www.asahi.com/politics/update/0110/TKY201301090562.html


(つ∀ ̄)こちらもえらい違いですよ、書きぶりが。
(`・ω・´) 自重してませんね、朝日新聞。
( ゚д゚ ) なんつーか・・・言葉もでんわ。



( ̄∀ ̄)そもそも10ヵ年で200兆円を公共事業に突っ込むと言う公約を掲げて与党になったわけだし、公約を忠実に守っているにすぎない。
(`・ω・´) ちょうど寿命がきたインフラの”補修”だけでも最低で80兆円必要といわれてますし、震災復興で30〜50兆円、原発や学校などの耐震化や将来に向けた投資を考えると特に
( ゚д゚ ) でも財源は借金なんだろ?



( ̄∀ ̄) 政府の借金、というか建設国債ね。
(`・ω・´) これは赤字国債と違って毎年横ばいだったんですよ。
( ̄∀ ̄) そもそも政府収支の赤字が膨らんでいるのは毎年増加する年金と医療費の支払いに税収が追いつかないからであって、デフレ脱却して税収が増加すれば支出が増えても問題ない。
(`・ω・´) 乗数効果が1以上あれば、投資以上の見返りがくるわけですからね。


赤字国債と建設国債の違い:
http://www.mof.go.jp/faq/budget/01aa.htm



(`・ω・´) というわけで景気のてこ入れとしても公共事業をするべき時期です。
( ゚д゚ ) ほう。何かふにおちないが・・・。
(つ∀ ̄) まあ、結果はごらんアレ。おそらくこのスピードなら年末には効果が出てるから。


(`・ω・´)それはそうと、安倍内閣は予算編成に当たって経済財政諮問会議、それに事務次官等会議を復活させました。
( ̄∀ ̄) やー、当たり前だねー。特に事務次官等会議は重要。
( ゚д゚ ) ????? なんじゃそりゃ。


( ̄∀ ̄)ちょっと長いけど引用するね。

事務次官等会議

事務次官等会議は会議の翌日に開かれる閣議に備えて、各省庁から提出が予定されている案件を事前に調整する会議として開催されていた。

(中略)

2009年(平成21年)9月に発足した鳩山由紀夫内閣は、事務次官等会議を官僚支配の象徴として、その廃止を決定した。同月17日(木曜日)には事務次官らが集められ、「事務次官等会議は廃止されたことを確認する会議」が開かれ、その歴史に幕を下ろした。

その後、2011年(平成23年)3月11日に発生した東日本大震災への対応として、同年3月22日、内閣府に、防災担当大臣・総務大臣・官房副長官・内閣府副大臣・各府省の事務次官等により構成される被災者支援各府省連絡会議が設置された。同年5月には東日本大震災各府省連絡会議と改称して、復旧・復興に関する事務も担うこととなった。さらに、同年9月に発足した野田内閣では、国政全般の幅広いテーマを扱う各府省連絡会議として定例化し、毎週金曜日に開催することとした。

2012年(平成24年)12月に発足した第2次安倍内閣では、当初、事務次官等会議の復活を表明していたものの、官僚主導の復活と取られることを避けるため、各府省連絡会議の名称を次官連絡会議へ変更することにとどめ、その位置付けも「内閣の基本方針を徹底し、各府省間で情報共有する」ための会議と説明した。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%8B%E5%8B%99%E6%AC%A1%E5%AE%98%E7%AD%89%E4%BC%9A%E8%AD%B0

(`・ω・´) 一言で要約すると・・・。
( ̄∀ ̄) 「根回し」
(`・ω・´) あるいは「すりあわせ」ですね。
( ゚д゚ ) 談合ってやつか・・・。



( ̄∀ ̄) いやいやいや。この事務次官会議はとても重要で、何でかというと「予算がつけられたはいいけど、別の名前で同じ事業やってるなどの重複した部分を見つけて省く」という作業なんだよ。
(`・ω・´) 例えば、国土交通省の水道整備事業と厚生労働省の水質調査事業で予算がかぶった場合、分担を決めて同じ事業に二重の予算をつけることを防ぐわけです。



( ̄∀ ̄) このチェックが働くことで事業仕分けをするまでもなく、無駄が省けたわけ。
(`・ω・´) 何しろ、無駄を見つけるのは事務と法律に長けたプロフェッショナルですからね。
( ゚д゚ ) おー。なるほど・・・。


(つ∀ ̄) 鳩山内閣は、というか民主党政権は全部そうなんだけど、野田政権になって「特例公債法案が通ってないので赤字国債が出せない! これでは夏に予算が枯渇する!」と言われて炊けど
(`・ω・´) しかし、実際には10月末までは特段の影響はありませんでした
( ゚д゚ ) あー、あったなー。それで野田が解散に追い込まれたんだよなぁ。



(つ∀ ̄) 何で8月にはやばいはずの予算が10月までやりくりできたかというと・・・。
(`・ω・´) 事務次官会議でチェックしてなかったため、民主党が作った予算案や補正予算に二重三重の無駄があったからです。
(つ∀ ̄) 他にも、震災復興のお金をプールして結局使わなかったというせいもあるけどね。
( ゚д゚ ) ・・・・・・・。何でそんなやつらが政権を取れたんだ?



( ̄∀ ̄)国民がアホだから。
(`・ω・´) ですね。しかしこの事務次官会議、とても効率がよいシステムですがマスゴミは「官僚利権ガー」とレッテルを貼ります。
(つ∀ ̄) 省庁にまたがったホウレンソウがないと無駄が出るだけなのにね。


(`・ω・´) 一方で、官僚に対抗できる知見を持った議員は族議員などというレッテルを貼ってたたきますし。
( ̄∀ ̄) ワケガワカラナイヨ。
( ゚д゚ ) まー自民党をたたければなんでもいいんじゃないか?


(`・ω・´) それをいっちゃあ
(つ∀ ̄) おしまいよ。

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タグ:経済 政治
posted by つるや(国会AA職人二代目) at 22:16| Comment(2) | TrackBack(0) | 経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月08日

支払いはツケで

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麻生財務相:ESM債の継続購入表明−きょう発行の初回分も検討
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MGAM6Z6S972801.html

 1月8日(ブルームバーグ):麻生太郎財務相は8日午前の閣議後会見で、欧州安定化メカニズム(ESM)が発行を始める債券について購入する意向を表明した。同日発行予定の初回起債分(3カ月物)も、発行額や条件を精査した上で購入額を決める。購入実績は翌月明らかにする。

 財務相はESM債の購入に関して「欧州の金融安定化が円を含む通貨の安定に資する観点から、外貨準備を活用して継続的に購入する方針だ」と言明。ESM債を主要なユーロ建て国債と並ぶ重要な投資対象と位置付けていると強調した。


( ̄∀ ̄) 迅速な震災復興予算の策定といい、安倍内閣は仕事が早いね。
(`・ω・´) 副総理兼財務大臣の麻生さんはついこの前、日本がミャンマーへ出向きました。対中包囲網も作りつつあります。
( ゚д゚ ) 前の政権とはえらい違いだな。



( ̄∀ ̄) さて、上の記事にあるESM。いつぞやでも書いたかもだけど、>>1が忘れているのでおさらい。
(`・ω・´) ESM、欧州安定化メカニズムですが、ユーロ参加国の資金繰りを支援するための制度です。


(つ∀ ̄) ちなみに本当は2013年6月の発足予定だったんだけど、あまりにも欧州の資金繰りが悪化したので2012年から前倒しで実施されることに。
(`・ω・´) 前身であるEFSF(欧州金融安定ファシリティー)単体で調達したお金が4400億ユーロ。これにIMFから2500億ユーロ、ESFM(欧州安定化システム)から600億ユーロ。合計7500億ユーロが集められました。


( ゚д゚ ) なんかこんがらがるなぁ・・・。
( ̄∀ ̄) だね。そして、ESMはEFSFとEFSMを引き継いだものです。ともあれ、焦げ付いた欧州の国にお金を貸すことと、ドイツとかの欧州の国がメインになってお金を調達することに変わりはない。


参考:EFSF/ESMとは
http://www.miller.co.jp/report/wakaru/20120801.html


(`・ω・´) そしてこのESMですが、IMFと同じようなシステムです。
(つ∀ ̄) つまりは、「出資金を多く出した国が発言力があり」かつ「金を出すからお前の国の財政に口を出させろや」というわけですな。
( ゚д゚ ) まるでサラ金&ヤクザだな。


( ̄∀ ̄) 大本のドイツがインフレ大反対、財政健全化が解決策だから緊縮財政をしなさいと言っているのが状況を悪化させてます。
(`・ω・´) 融資を受けなければデフォルトしますが、融資のための条件を飲めば失業率がハンパなくあがるわけですね。
( ゚д゚ ) みんなしぬしかないわけだ。



( ̄∀ ̄) ギリシャでは火炎瓶が投げつけられるようなデモが頻発しました。
(`・ω・´) ユーロ加盟して緊縮財政を受け入れた政権も否定されましたし。
( ゚д゚ ) どーなったんだ?



(`・ω・´) 再選挙の後、なんとかユーロにとどまる政権が連立与党に。ぎりぎりでしたが。
( ̄∀ ̄) そして「財政健全化を強制するドイツの無茶振りを可能な限り引き伸ばしつつ、瀬戸際外交的に支援を受け付ける」という戦術に出た。
( ゚д゚ ) おういえ。



(`・ω・´) ほめられたものではありませんが、国家の生き残りのためとしては最適解ではないですかね。
( ̄∀ ̄) ユーロを離脱して為替レート安⇒外貨を稼いで返済という手もあるにはあるんだけど、EUから脱退したら隣のトルコからの防御ができなくなるしね。
( ゚д゚ ) トルコと仲が悪いのか?



( ̄∀ ̄) イスラム圏vsキリスト教圏の境目なんだよ、あの地域。
(`・ω・´) 歴史を紐解いてみるとギリシャは非常に戦争が多いです。ヨーロッパはだいたいそうですが。
( ゚д゚ ) 安全保障上の問題も抱えているわけか・・・。



( ̄∀ ̄) ともあれ、今回の問題について。初めはユーロ加盟⇒ECB(≒ドイツ)が景気刺激のために低金利に設定⇒ギリシャの土地にお金が流れる⇒好景気へ⇒為替レートの補正がないため、ユーロ加盟国から何でも買える⇒バブル発生、借金が膨大な額へ・・・と。


(`・ω・´) 民間の問題だったんですよ。サブプライム債券をつかんだスペインやポルトガルにしても同様で、銀行が損失をかぶるだけの話でした。
( ̄∀ ̄) ところが、銀行があまりにも多額の焦げ付きになったため、国家的な問題となった。
(`・ω・´) すると次に、国家は「銀行の資産を担保にお金を貸し出します」ということをしました。
(つ∀ ̄) 国が債務補償したわけだね。「支払いはマスターカードで」と。



(`・ω・´) 問題は、サブプライムショックから始まった損失があまりに巨額すぎて、国家ですら支えきれなくなったところです。
(つ∀ ̄) 最盛期の頃のモーゲージ債券の市場に出回っていた総額が6京円だからね。どこのスパコンかと。
( ゚д゚ ) おういえ。



(`・ω・´) そこで、ギリシャ、スペイン、ポルトガルを救済するために欧州総がかり(実質的にはドイツ)で債務保証をする羽目になりました。
( ̄∀ ̄) それがEFSFやEFSMと、それに続くESM。平たく言えば「支払いはパパによろしく」と。
( ゚д゚ ) どんどん規模がでかくなるなぁ・・・。



(つ∀ ̄) もう実質的にはこれ以上大きくなりようがないけどね。
(`・ω・´) ちなみに債権者は不特定多数の「グローバル投資家」でして、欧州諸国もまた債権者でもあり、債務者でもあるという複雑な構図となっています。
(つ∀ ̄) ヘアカットでぐぐればわかるけど、「自主的に手持ちの債券価値を半分に減らしたもらった」とかむちゃくちゃな要請をしたのは記憶に新しいね。
( ゚д゚ ) まじかよ。



( ̄∀ ̄) 昏迷を窮める欧州経済。アメリカの財政の崖とあいまって、まだまだ先は見えないですよ。
(`・ω・´) 唯一の救いは、日本が頼れる政権になってくれたことですかね。
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posted by つるや(国会AA職人二代目) at 22:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月06日

誰が責任をとるのか?〜間違いを認めたIMF〜

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(´・ω・`)明日は平日です。
(つ∀ ̄)連休の命のはかないことはかないこと。
( ゚д゚ ) がんばれ。



IMFブランシャール氏:財政再建の成長への影響は想定以上
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MG2OYC6K50XU01.html

ブランシャール氏と同僚のダニエル・リー氏が3日に公表した調査報告は、財政再建が成長に与える影響を示すいわゆる財政の乗数効果は債務危機の際にアナリストらが想定したよりもかなり大きいとした。

両氏は今回の分析結果について特定の国の政策について論じたものと捉えるべきではないとしているものの、最近の欧州に関するIMFの提言は両氏の影響力が大きいことが示されている。ギリシャ とポルトガルは外部からの救済プログラムの下で財政目標の達成に向け一段の時間的猶予を与えられており、またIMFはラトビアの歳出削減は行き過ぎとの見解を明らかにしている。



焦点:IMFが緊縮一辺倒の過ち認める、遅すぎた方向転換
インドネシアはアジア金融危機が勃発した1997年に100億ドルのIMF融資に調印し、財政支出削減、増税、銀行閉鎖、引き締め的な金融政策といった経済プログラムに着手した。IMFは、これらを実施すれば景気の悪化を抑制できると主張していた

インドネシア経済は結局、98年に13%ものマイナス成長に陥り、IMFの予想した3%のプラス成長とは程遠い結果になった。

IMFのストロスカーン前専務理事は2010年、IMFがアジアにおいて「過ち」を犯したことを認めた。

IMFは先週発表した調査報告書で、厳しい財政緊縮策による経済への打撃は以前想定していた規模の3倍に及ぶ可能性があると指摘した。

ラガルド専務理事は12日に東京で開かれたIMFと世界銀行の年次総会全体会合の冒頭で「助言というのは、受け取るのも与えるのも時として難しい」と述べた。

調査報告書と並行してIMFは、ユーロ圏債務危機に対処するため財政緊縮を促す従前の姿勢を緩和し、ギリシャその他の重債務国に早急な財政赤字削減を強いれば副作用を招くとの主張に転じた



( ̄∀ ̄)不況になってる国で緊縮財政をすれば不況が進む。
(`・ω・´) マクロ的に見て、消費とは「家計」「民間(企業)」そして「政府(国家および地方)」が行うものですが、不況になりますと家計および民間企業は借金返済モードに入ります。



( ̄∀ ̄) つまり、支出を絞る。すると「誰かの支出=誰かの収入」だから・・・。
(´・ω・`) 誰かの収入が減ります。収入が減ったその「誰か」は、支出を切り詰めます。
(つ∀ ̄) そして不況が加速する。
( ゚д゚ ) おういえ。



(`・ω・´) ここで本来、政府は公共事業を行って需要を作り出す必要があります。
( ̄∀ ̄) もちろん、公共事業なら何でもいいわけではなくて、効果的なもの、将来のためになるものにするのがいい。
(`・ω・´) 乗数効果が高く、民間では代替できず、本質的な需要がある・・・つまり、道路整備や防災・耐震化。インフラストラクチャーの整備です。
( ゚д゚ ) 列島強靭化計画まんまだな。



( ̄∀ ̄) アメリカあたりだと鉄道作るのがいいんじゃないかな。輸送能力で比較すると、車は燃費効率が数十倍悪いし。
(`・ω・´) ですね。しかも不況の時期の公共事業は発注費用が安上がりで済みます。なぜって、「民間で需要がないから安く受注してくれる」ため。いつぞやの記事で述べましたが。
( ゚д゚ ) おういえ。



( ̄∀ ̄)公共事業は乗数効果が高いし、大して技能を持たない幅広い層にも労働力としてお金を支払える。
(`・ω・´) 効果が低めのものでも乗数効果1.66倍程度。仮に緊縮財政で1兆円の政府支出の削減(主に公共事業から)すれば、GDPの押し下げは1.66倍以上になる。
( ゚д゚ ) けど欧州は緊縮財政まっただなかやんけ。


(つ∀ ̄)そう。上のロイターやブルームバーグの記事にもあるように、ようやく実態として緊縮財政による景気の悪化が言い訳できないレベルにまでなってきた。
(´・ω・`) 緊縮財政を敷いた張本人であるIMFが「間違ってたお」なんて言ってます。今になって、ようやく。
( ̄∀ ̄) この先の世界経済の流れが今後どうなるかについては下のブログをみるといいですよ。


税金の無駄!と叩き続けたのは間違い。緊縮財政で予想以上に縮小する経済 IMFレポートより
http://ameblo.jp/moltokerumia1p/entry-11442837188.html
歳出削減で縮小するアメリカ経済と、緊縮財政の悪影響を甘く見てるブキャナン派について
http://ameblo.jp/moltokerumia1p/entry-11443113089.html
出典moltoke_Rumia1pのブログ



( ̄∀ ̄)さて、前置きはこれくらいにして今回のテーマは・・・。


誰が責任を取るのか?


( ̄∀ ̄)国家が債務不履行になってくると出張ってくるIMF。
(`・ω・´) IMFといえば緊縮財政。政府支出削減。増税。融資条件の代わりに臓器を売り飛ばす。
(・ヮ・) にんげんさん、しんでしまうですか? ←←IMF


( ̄∀ ̄) IMF、つまり国債通貨基金の目的は通貨と為替相場の安定化を目的とした国際連合の専門機関。
(`・ω・´) そしてその実態は、先進国を金主とする金貸しの国際集団です。
( ゚д゚ ) ほぉほぉ


( ̄∀ ̄)その意思決定機関は以下の二つ。

●総務会:各国2人の代表者(財務大臣や中央銀行総裁など)で構成される最高意思決定機関で、年1回開催される。投票権は出資金の支払い比率に応じて与えられる。この出資金がIMFの財源であり、経済規模に応じて定められている。

●理事会:24名の理事によるIMFの通常業務に関する執行機関。

国際通貨基金:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E9%80%9A%E8%B2%A8%E5%9F%BA%E9%87%91


(`・ω・´)さて、ここで疑問が。
( ̄∀ ̄) 政治家が間違えた場合はその政治家自身と政治家を選んだ国民自身が責任を負う。
(`・ω・´) 国が破産すれば国民および政府が責任を負う。


( ̄∀ ̄) では、IMFが間違えた場合は?


(つ∀ ̄) 誰が責任を取るんだろうね?
( ゚д゚ ) ・・・・・・・。
(`・ω・´) そもそも、「IMFにより下された決定」なるものは「国家の民主主義とは別」なところで発動するわけです。
( ̄∀ ̄) 国家への緊急的な融資に際しては「総務会=投票権は出資金の支払い比率に応じて与えられる」で決定されるわけで、つまり金持ちが決めるわけですよ
(`・ω・´) しかも、融資条件として他国へ内政干渉をする形で


※17.67%の出資比率を持つアメリカのみが単独での拒否権を有しています。



(`・ω・´) 通常業務を行う理事にしても、専務理事(11名)は欧州出身が就任することが決まっています。
(つ∀ ̄) 理事会は24人で構成されるから、残りの席は13名だね。
(´・ω・`) 任命理事の顔ぶれもアメリカ、イギリス、日本、ドイツ、フランス出身ですので、過半数を欧州が締めています。
( ゚д゚ ) おういえ。




( ̄∀ ̄) そして一番の問題点だけど・・・。
(`・ω・´) IMFは責任をとらなくていい
( ゚д゚ ) おういえ。




(つ∀ ̄) まあ舵取りを間違えば世界恐慌が起こるから自分にもダメージが来る状態だけどね、白川総裁の日銀with民主党政権みたいなものですよ。
(´・ω・`) 頭でっかちの経済学者がTOP近くに居座ったら
(つ∀ ̄) 死ねる



( ̄∀ ̄) ともあれ国家間の利害、すなわち政治的な圧力がかなーりモノを言う世界です。
(`・ω・´) しかも、民主主義国家の頭を飛び越えて。
( ̄∀ ̄) IMFは国家の債務を減らすお手伝いをしているだけです(ドヤァ



(`・ω・´) IMFが緊縮財政=政府のプライマリーバランスが健全化するという図式を持っている限り、誰も止められないのです。
( ̄∀ ̄) 上に出したニュースはさすがに失敗を認めてその流れを変えていくという話だけど、これからも「間違いという結果が誰にでも分かる形で具体化するまで方向修正はしない」という構造上の欠陥は代わらないんじゃないかな?


(´・ω・`) 怖い話です。
( ゚д゚ ) 第三者機関による評価が必要か。
(つ∀ ̄) ロビー活動や政治的な圧力を受け付けない形の、ね。まあぶっちゃけ無理だろうけど。


( ̄∀ ̄) 今回はここまで。参考になりましたら下のバナーをクリックご支援お願いします。
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posted by つるや(国会AA職人二代目) at 15:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月05日

グローバリズムvs民主主義A

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先回の話はこちら:http://kokkai-aa-yaruo.seesaa.net/article/311443292.html

( ̄∀ ̄)連休は不貞寝するのに最適だね。
(`・ω・´) 食べて寝て食べて寝て・・お節に飽きたらラーメン食べて。
( ゚д゚ ) 太るぞ
(つ∀ ̄) 運動しているから大丈夫。


(`・ω・´) ともあれ、先日の続きです。


グローバリズムvs民主主義


( ̄∀ ̄)正確には「グローバリズムvs民主主義国家」という話になるね。
(`・ω・´) 程度問題ですが、本質的には二者は対立してしまいます。
( ゚д゚ ) why?


@モノやサービスの輸出入(貿易)が自由になる
A資本(お金)の移動が瞬時に行われる
B労働者の移動が自由になる。国境レスでどこでも働ける。



( ̄∀ ̄)グローバリズムとは自由化すること。何から何を自由にするかというと国家の規制や裁量から自由にする
(`・ω・´) TPPの話でよく出てきますが、国家や地域には「非関税障壁」というものがあります。



( ̄∀ ̄) 例えばイスラム教の牛肉禁止、お酒禁止の文化は非関税障壁。
(`・ω・´) 日本語も非関税障壁。日本のお医者さんでも日本語使えなくてもいいじゃない、という話になってくる。
( ゚д゚ ) 地球市民的だなぁ。



(つ∀ ̄)あれも自由、これも自由。そして国家には、「自由を取り締まる自由がない」
(`・ω・´) だって国家が規制するとグローバリズムに逆行しちゃうじゃない。
( ̄∀ ̄) その調子で製造業も農業も医療介護も軍隊も”自由化”すると・・・。
(`・ω・´) 国家は国民の生存能力の首根っこを海外、もといグローバル投資家に握られます。



( ̄∀ ̄) もし日本の農作物が全て海外からの輸入に頼るしかなくなったら?
( ̄∀ ̄) もし日本の年金および医療制度が非関税障壁としてなくなってしまったら?
( ̄∀ ̄) もし資本財を輸入するルートが海外に全部つぶされたら?



(`・ω・´) 原発停止騒動で天然ガスの値段(スポット価格)がはねあがったのは記憶に新しいです。

LNGの3年間の上昇、来年に終了か−日本の原発再稼働で http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MFCTOM6JIJV001.html


( ̄∀ ̄) 資源に乏しい日本がグローバリズムに走ったら、修羅の国になる。
(`・ω・´) 経済的に儲かっても、海外のちょっとした事情で生存が脅かされる状態になっては話になりません
( ̄∀ ̄) 安全保障は常に経済の上位に来る





( ̄∀ ̄) と、上の本の前半部に書いてある。全く同意。
(`・ω・´) お金より命が大事です。
( ̄∀ ̄) とはいえ、経済にダメージ来ると生存が脅かされるけどね。
(`・ω・´) 欧州のていたらくを見れば一目瞭然ですな。ギリシャのように若年者の失業率が50%超えた状態では餓死するか犯罪するかの二択です。




(`・ω・´) 国家経済レベルで見ると、「お金がない」「お金があっても買えない」「お金があるし買える」の三段階があります。
( ̄∀ ̄) そして国家の最低限の役割は、「お金があるし買える」という状態にすること。でないと国民が物理的に死ねる。



(`・ω・´) グローバリズムの問題点の一つは、「産業をその国の得意分野のみに過度に分業させるため、不採算(効率の悪い)産業は外注され国内からは淘汰・破壊される」ということです。
(つ∀ ̄) スリーマイル島事件を受けたアメリカでは原発規制がかけられて、30年後の今では原発を作る技術が失われたんだよ。
( ゚д゚ ) それはアメリカが自主規制した結果だろ?



( ̄∀ ̄) そう。だけどグローバル企業は「コスト的に見合わないから」というだけの理由で簡単に産業を撤退させる。
(`・ω・´) ボーダーフリーなので一番人件費が安い国があればすぐに行ってしまいます。



(`・ω・´) 一度なくなった技術を取り戻すには数十年かかります。もしそれが資源や燃料や食料だったら、取り返しのつかないことになります。


( ̄∀ ̄) 今回はここまで。まだまだ続きます。
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posted by つるや(国会AA職人二代目) at 20:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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