2012年09月30日

国家が発展する為に絶対にいるもの

世界で水不足が深刻化、節水努力が急務 国連報告書


【3月12日 AFP】国連(UN)は11日、食糧需要の増加と気候変動によって世界各地で水不足が深刻化しており、水の無駄遣いを防止する努力が必要だとする報告書を発表した。

「世界水発展報告書(World Water Development Report、WWDR)」は、フランス・マルセイユ(Marseille)で12日から6日間の日程で開催される「第6回世界水フォーラム(World Water Forum)」に合わせて発表された。3年に1度開催される世界水フォーラムに合わせて作成された分厚い報告書には、世界の水問題についての困難な課題がまとめられている。

 報告書は国連教育科学文化機関(ユネスコ、United Nations Educational, Scientific and Cultural Organization、UNESCO)の調整の下、水文学や経済学、その他の社会問題の専門家らによって執筆され、世界の水問題の解説書となることを目的としている。

 4度目となる今回の報告書は、以下の4つの点が指摘されている。

人口増加と肉食が増えることにより、2050年までに食糧需要は約70%増加する現状を元にした試算では世界の農業の水消費量は20%近く増加する。現在、農業で使われる水の量は水消費量全体の約70%だが、先進国では44%、最も開発が遅れる途上国では90%以上と、大きな差がある。

◆帯水層(地下水を含む岩や土の層)からの取水量はこの50年間で少なくとも3倍に増え、現在では飲料水全体の約半分を占めている。報告書によれば、「再生不能な地下水資源がすでに限界に達している深刻な地域もある」という。報告書は、水管理の徹底的な見直しと相当な節水努力が必要だとし、かんがいシステムの改善、より少ない水で育つ農作物の導入、トイレ用水への生活雑排水の使用などを挙げている。

◆気候変動が引き起こす水問題対策にかかる費用は、2020〜50年の間で年間137億ドル〜192億ドル(約1兆1300億〜1兆5800億円)に達する。この金額は、地球の平均気温上昇を2度未満に抑えるとした国連気候変動枠組み条約(UN Framework Convention on Climate Change、UNFCCC)締約国会議での仮定に基づいて計算されている。

 報告書を作成したユネスコの世界水アセスメント計画(World Water Assessment Programme、WWAP)のコーディネーター、オルジャイ・ウンベル(Olcay Unver)氏は、中東や南アジア、米国南西部などの現在水不足に苦しむ地域ではより深刻な事態となるだろうと話している

◆約25億人がいまだに不衛生な環境に暮らしており、この点で2015年を期限とする国連ミレニアム開発目標(UN Millennium Development Goal)を達成できない可能性が高い。一方、先週の国連の発表によれば、安全な飲料水の確保の目標は達成される見込み。

■現状では水戦争のリスクは低い

 また、報告書では都市、農家、生態系や国家の間で起こる水資源の獲得競争についても光を当てている。推定で世界の148の国が他国も利用する水源を国内に持ち、自国のみが使う水源が国内にある国は21か国だという。

 しかしウンベル氏は先週パリ(Paris)で記者団に「各国は水資源を奪い合うのではなく、非常によく協力している」と語り、水資源をめぐる戦争が起こるリスクは高くなさそうだと述べた。

 その一方で、食糧やバイオ燃料確保のため、欧米や中東各国、そして急速に経済力を付けた中国とインドがアフリカで農地を取得していることが不安要因として浮上している。自国の需要を満たすために他国の水資源を浪費し、その地域の生態系が犠牲になるのではないかという懸念が持たれている。

 報告書は、「特に西アフリカなどのすでに水不足に苦しむ地域において、バイオ燃料の原料作物のプランテーションに必要とされる水の消費量は、破壊的影響をもたらす恐れがある」としている




( ̄∀ ̄)さて、というわけで今回のテーマは



国家が発展する為に絶対にいるもの



(つ∀ ̄)答えは上にコピペした通りだけどね。
(´・ω・`) 今、世界で水不足が深刻化しています。
( ̄∀ ̄) 工業が発展すると必ず水がいる。飲料水ももちろんだけど、冷却水が絶対に必要になるんだ。製鉄業なんか1000℃以上に溶かした鉄を冷却するために大量に水を必要とする。
(´・ω・`) 水は毒性がなく、比熱が高く、比較的安価に大量に調達できるという点で、非常に理想的な冷却物質なわけです。
(つ∀ ̄) 空気だとこうはいかない。比熱が低すぎる。




( ̄∀ ̄) それに水がない地域は農作物を作れないからね。
(´・ω・`) メキシコなんかは典型的ですね。乾燥地帯で、土地の栄養は豊富なのですが・・・。
(つ∀ ̄) 水がない。なのであの地域は、「農地の価格=水の調達のしやすさ=井戸の大きさ」という図式になってる。
(´・ω・`) 地下水をバンバン吸い上げて散水機で農地に撒いてます。
( ゚д゚ ) 何か楽しそうだな・・・。




(つ∀ ̄) いやいやいや、これやっちゃうと、だんだんと土地にダメージが行くんだよ
(´・ω・`) @地下水が枯れていく。A土地の塩分が濃くなり、農作物が取れなくなっていく。
(つ∀ ̄) 地下水が枯れるとその土地は温まりやすく、冷めやすい状態になっていくんだよ。つまり、気候変動の幅が大きくなる。
(´・ω・`) 単純に気温が高くなったり低くなったりが極端になるだけではなく、ハリケーンなどの気象災害が起こりやすくなるわけです。



( ̄∀ ̄) アメリカの西部地域、テキサス州も地下水をくみ上げてるので同じような問題が起こってるねぇ
(´・ω・`) 地球温暖化はCO2が原因ではなく、川や地下にある水資源の破壊による温度循環メカニズムの混乱が大本のような気がしますねぇ。
( ̄∀ ̄) ま、地球温暖化というよりは地球気候変動過激化が正しい言葉のような・・・。




(´・ω・`) 水不足についてはこのような話も出ています。


<アメリカ、猛暑と干ばつで原発停止>

 アメリカは今夏、記録的な猛暑と干ばつに襲われており、<span style="color:#FF0000;">大量の水を必要とする発電所が深刻な影響を受けている

 東海岸のコネティカット州から西海岸のカリフォルニア州に至るまで、干ばつによる水不足に加えて冷却用水の温度が猛暑で急上昇。数多くの発電所が電力生産量の減少を余儀なくされている。冷却水の水温規制値に関して、適用除外の特例を求めるケースも出ているという。

◆冷却水の温度が上昇

 8月12日、コネティカット州南東部のニューロンドン近郊にあるミルストン原子力発電所では、原子炉2基のうち1基が停止した。冷却水として利用してきたロングアイランド湾の海水温度が、測定を始めた1971年以来最高レベルに達したためだ。再稼働の見通しは立っておらず、原発を運用する電力会社ドミニオン(Dominion)の広報担当ケン・ホルト氏は、「残りの1基では、湾内のより深い海水を汲み上げている。深層水に影響が及べば、もう打つ手がない」と話す。

(中略)

◆危機に瀕する発電所

 テキサス大学オースティン校国際エネルギー・環境政策センターのマイケル・ウェバー(Michael Webber)氏は、「猛暑と干ばつが組み合わさって、電力網が受けるダメージが増大した」と指摘する。「電力生産では、水は一般に考えられているよりはるかに重要な資源だ。家庭で消費するより、家庭用の電気を生み出すために使われる量の方が多い」。

 熱波で1万人以上の死者を出した2003年のヨーロッパでも、冷却水用の川の水温が高くなりすぎて、稼働レベルを下げる原発が相次いだ。「今夏のアメリカは何とか乗り切っているが、電力不足に陥る夏がいずれ来るだろう」とウェバー氏は語る。実際に冷却水源の水位が取水管の位置よりも低くなったために、操業を停止した発電所も出ている。


参照:http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20120820003&expand#title




( ゚д゚ ) 放射脳が喜びそうな記事だな。
( ̄∀ ̄) 人間が作るエネルギーというのは、大多数が燃料を燃やした熱を冷やす際の運動エネルギーを利用するものだからね。
(`・ω・´) カルノーサイクルで検索すると勉強になるかと。



( ̄∀ ̄) 工業をやる際は、「冷やす物質=温度が低い物質」が絶対に必要になる。
(`・ω・´) なので、アラブなどの石油資源が豊富な国家を見てみると、絶対に近代工業は発展しない。
( ̄∀ ̄) あそこにあるのは石油の精製所があるくらいで、他の大規模工場というのは本質的に作りようがない。だいたい、冷却が難しいから電気だって作るのが難しいんだ。
(`・ω・´) 最近は集熱型太陽熱発電装置が実用化されてきてますけどね。広大な土地を持つ砂漠ならではの発電方法ですが、数千度の熱を扱うのでメンテナンスが難しい所です。




(´・ω・`) そして、最近よく取り上げている中国ですが・・・
(つ∀ ̄) 詰んでるねぇ・・・。
(´・ω・`) 産業を近代化させるには水がいるんだけど、急速に産業発展させると水が汚染されます。
( ̄∀ ̄) 上海では水がない。フィルターを3回通しても、工業用水にすら使えないていたらく。
(´・ω・`) 電力確保のために三峡ダムを作って水をせき止めたことも大きいです。



( ̄∀ ̄) するとどうするか? 水が取れる奥地に行くんだよ。
(´・ω・`) そしてその地域の水を使い、また環境破壊をする。
(つ∀ ̄) その一方で足りなくなった水資源を海外から調達する。
(´・ω・`) 穀物価格が上がりますねー。食物って良質な水からとれる資源ですから。



(`・ω・´) 穀物価格についてはまた今度取り上げます。
( ̄∀ ̄)今回はここまで。参考になりましたら下のバナーをクリック応援よろしくなのですよ。
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2012年09月29日

最近、超巨大な台風が多い理由

(`・ω・´) ここのところ、930hPaとか910hPaとかシャレになってない台風が出来ています。
( ̄∀ ̄)ちなみに伊勢湾台風が沖縄にいたころが大体900hPaくらい。死ねます。
( ゚д゚ ) ニュースだと台風が来るたびに、「非常に猛烈な雨」とか「観測史上何番目の〜」とか言ってるな。



最近、超巨大な台風が多い理由



(つ∀ ̄)というわけで今日のテーマはこれなんですが・・・。
(`・ω・´) 何故か記事のタグが「環境破壊」のほかに「中国」とつけられてます。
( ゚д゚ ) 中国関係あるってことか?



(`・ω・´)これから解説します。まずは、台風ができるメカニズムを見てみましょう。



<台風(Typhoon熱帯低気圧)のメカニズム>
1.台風の発生
 海面温度が26〜27℃以上になる夏から秋に発生する。下図は熱帯低気圧の発生地域と年間発生数である。赤道直下は海面温度は高いが、コリオリ力がゼロのため発生しない。太平洋、大西洋の東側で数多く発生するのは偏東風のために海面表層の暖かい海水が東側に吹き寄せられるからである。

参照:http://fnorio.com/0042Typhoon1/Typhoon1.htm


( ̄∀ ̄)コリオリ力というのは簡単に説明すると「地球の自転に伴って起きる風」のこと。
(`・ω・´)これによって偏西風が発生するわけですね。抜粋を続けます。



 赤道地方では海面から熱を吸収して定常的に積乱雲が発生している。そのとき直径10km程度の上昇気流と下降気流が隣り合った対流セルが生じる。対流のスケールは対流圏の厚さと同レベルが安定で効率がよい。それは縦に細長い対流だと上昇気流と下降気流の摩擦が大きい(乱流の混合による)。一方横に平べったい対流だと効率よく熱を吸い上げることができない。

 この積乱雲のままだと台風にならないが、赤道の少し高緯度側には偏東風(貿易風と呼ばれる)が吹いている。中緯度地方のロスビー循環と同じようなメカニズムでこの中に偏東風波動が生じ、波動の南側には低気圧、北側には高気圧が並んでいる。台風は低気圧部分の積乱雲が大きな渦に集約されて生じる。


(`・ω・´)ロスビー循環とは下のページを参照。まぁ、「風は地球表面に沿って蛇行するように進む」といった感じの循環です。

http://fnorio.com/0041circulation_of_atmosphere1/circulation_of_atmosphere1.htm#1



( ̄∀ ̄)さて、台風についてだけど、「コリオリ力がある区域で温度が高いと発生する」
(`・ω・´) さらに台風は、「一般で25〜26℃で発生し、27℃以上で”発達”する」わけです。
( ̄∀ ̄) 温度が高いほど巨大な台風が出来やすくなるんだよ。温度が高い=エネルギーが高いから。
( ゚д゚ ) それで何で中国が出てくるんだ?




(つ∀ ̄) 中国の水事情が地球の温度循環に深刻なダメージを与えているからです
(`・ω・´) ご存知の方も多いでしょうけど、中国は深刻な水不足。川の水は干上がり、黄河は部分的に断流しています。
(つ∀ ̄) 川の水っていうのは海水の温度より低い。この川の水が海水の温度上昇を抑えている。単に温度だけじゃなくて、攪拌する効果もあるからね。
(`・ω・´) 川の水が途絶えた結果、渤海は温暖化と富栄養化が進んでいます。
(つ∀ ̄) すると環境破壊でさらに水がとれなくなる悪循環。





(`・ω・´)加えて、世界最大のダムである三峡ダムが作られたことで、長江から東シナ海への水の流量も減っています。
( ̄∀ ̄) 台風の発生状況と日本への上陸数を見てみると面白いことがわかる。


<台風の発生状況と日本への上陸数>
年度      発生数    日本への接近数   日本への上陸数
2004    29       19       10
2005    23       12        3
2006    23       12        2
2007    24       12        3
2008    22        9        0
2009    22        8        1 ⇐中国三峡ダム完成
2010    14        7        2
2011    21        9        3
2012    18       13        1


出展:気象庁
http://www.data.jma.go.jp/fcd/yoho/typhoon/statistics/accession/accession.html
http://www.data.jma.go.jp/fcd/yoho/typhoon/statistics/generation/generation.html
http://www.data.jma.go.jp/fcd/yoho/typhoon/statistics/landing/landing.html




(つ∀ ̄) ダムの竣工が1993年。完成前後の年から、日本に来る台風の数が減っている。
(`・ω・´) 統計データとしては少し数が不足していますが、最近の台風の進路を見ると韓国や中国大陸へ行くものが多いというのが分かると思います。
( ゚д゚ ) まーまだ何とも言えんサンプル数だな。しかしどうしてなんだ?




( ̄∀ ̄) これまでの台風は暖かい黒潮に乗って日本へ行くコースをとっていたんだけど・・・
(´・ω・`) 中国周辺の海域の温暖化の影響で、大陸側へ流されているようなのです。
(つ∀ ̄) 身から出た錆としかいいようがないけどね。
( ゚д゚ )  大変だなぁ



(つ∀ ̄) 水問題は深刻だよ。工業化には欠かせないけど、中国って日本より水が少ない地域だから。
(´・ω・`) 折がありましたらそれについてももう少し突っ込んで話をしてみます。



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ラベル:中国 環境破壊
posted by つるや(国会AA職人二代目) at 22:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事ネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月27日

貿易で経済発展しようとするとどうなるか?

(つ∀ ̄)今の話題は総裁選挙とカツカレーでたけなわなのですよ。
(`・ω・´)安部総理、もとい安部総裁が誕生しましたね。
( ゚д゚ ) 石原Jrの自爆っぷりったらなかったな。
(´・ω・`) ま、小物界の小物ですから仕方ありません。それはともあれ、今回のテーマ


貿易で経済発展しようとするとどうなるか?


( ゚д゚ ) これ、どこの国もそうなんじゃないのか?
( ̄∀ ̄)いやさ、程度問題があるのさ
(`・ω・´)具体的には貿易依存度と内需ですね。


<貿易依存度とは>
国内総生産(GDP)=国内需要+輸出−輸入
輸出依存度=輸出額÷国内総生産(GDP)

一国の国内総生産(GDP)または国民所得に対する輸出入額の比率(輸出依存度、輸入依存度)をいう。一般にGDPの小さい国ほど、貿易依存度は大きい。これは、GDPが小さい国の場合、自国市場だけで全ての産業を自給自足的に成立させることは難しく、国外市場への輸出もしくは国外供給地からの輸入に頼らざるを得ないためである。戦後の世界貿易は世界経済の伸びを上回って拡大しており、世界的に貿易依存度は高まってきているといえる。日本の2005年の輸出入依存度は、それぞれ11.8%、10.3%である。
( 永田雅啓 埼玉大学教授 / 松尾寛 (株)三井物産戦略研究所副所長 )



( ゚д゚ ) 日本はかなり依存度低いな。
( ̄∀ ̄)まーGDPが大きいこともあるけど、「内需主導型国家」だからね。
(`・ω・´)その内需を支えてきたのが各種の「インフラ整備」、効率的な鉄道や道路の敷設による省エネルギー化、そして計画的に自然を残した為、公害が少ない
( ̄∀ ̄)原発も一役買ってるね。あれで火力発電による空気汚染(※昔は石炭や石油が主流。フィルターも性能が悪かった)を少なくし、エネルギーコストを抑えた。




(´・ω・`)とまあ、「経済を強靭化する」には「多額の投資によるインフラ整備」が欠かせません。
( ̄∀ ̄)軌道に乗るまでは継続的にお金がいる。だからどこかで稼がないといけない。
( ゚д゚ ) 軌道に乗る・・・?
(´・ω・`) 「国民が飢えない・経済がデフォルトの危険が低い状態で回っていく」といったところ。




( ̄∀ ̄) さて、そこで今回、例に出すのはいつものように中国のお話。
(`・ω・´) 中国の貿易依存度は36.6%。
( ̄∀ ̄) 高くもないけど低くもないね。

参照:http://members3.jcom.home.ne.jp/takaaki.mitsuhashi/Meti100310.JPG



( ̄∀ ̄)ただし、2011年のGDPが7.3兆ドル≒580兆円だったことを考えると
(`・ω・´) 180〜200兆円くらいが貿易によるものとなります。
( ゚д゚ ) お、おう・・・。




(`・ω・´)さて、問題はどうしてこれだけの貿易ができるのか?
( ゚д゚ ) 安いからだろ。
( ̄∀ ̄) その通り。安い。「中国の貿易相手国が自国で作るよりも安く、中国で作ることができる」だから買ってもらえる。
(´・ω・`) 実際には関税+輸送コスト+品質の悪さを含めて、の話ですけどね。




( ̄∀ ̄)そしてもう一つ、忘れてはいけないのが・・・
(`・ω・´) 貿易相手国(輸出および輸入してくれる国)の存在、です。


中国の輸出相手国.png

参考:http://www.rieti.go.jp/users/china-tr/jp/100224world.htm



( ̄∀ ̄)輸出はアメリカが一番で2200億ドル、18.4%。香港が次で1660億ドル、13.8%だね。で、日本が三位、980億ドル。
(`・ω・´) ただし日本からは1300億ドルの輸入しています。
( ゚д゚ ) 日本から買ってアメリカに売って儲けるって仕組みなわけだな。
( ̄∀ ̄)そそ。中国は日本のお得意様。アメリカは中国のお得意様。ドルをがっつり儲ける仕組みです。




(`・ω・´)そうなると、問題が出てきます。
( ゚д゚ ) 為替レートか。
( ̄∀ ̄)その通り。ドルを受け取った中国企業は、当然、国内で使うためには元にしないといけない。
(`・ω・´)すると貿易で儲けたドルの分だけ、元は高くなります。常識的に考えて。




(つ∀ ̄)ところが中国製品は「安いから売れる」という性質があるので・・・。
(`・ω・´)元のレートはアメリカドルと事実上連動させています。
( ̄∀ ̄)これをドルペッグ制といいます。香港ドルは事実上ではなく完全に連動させている。
( ゚д゚ ) ほうほう。するとどうなるんだ?




( ̄∀ ̄)まず、外貨準備高が爆発的に膨らんでいく。儲ければ儲けるほど。

中国の外貨準備高.png

参照:http://www.brics-jp.com/china/gaika_jyunbi.html



(´・ω・`)そしてこっちの方が問題ですが、「輸入をしたい場合、継続的にアメリカ国債を買い続けねばならなくなる」ということに。
(つ∀ ̄)外貨準備高の中身って何かっていうと、アメリカ国債なんだよ。これは為替レートを維持するためには好き勝手売ったりはできない。
( ゚д゚ ) ドル札じゃないのか?



(´・ω・`) ドル札では金利がつかないため、逆ザヤという問題が生じるのです。
( ̄∀ ̄) お金っていうのは国家レベルになると少ない金利でも馬鹿にならないからね。お札で死蔵するってのはまずない。中央銀行だって貸し出しには金利をとってるし。
( ゚д゚ ) なんだかよくわからんがそういうことか。




( ̄∀ ̄) ま、要するに「中国は世界一の外貨保有国だ!」といっても、そのメリットはほとんどない。
(´・ω・`) むしろ、アメリカに経済を依存してますよ、という証拠のようなものです。これが多いのは日本も一緒ですが、日本は為替操作をしていませんので質が異なります。
( ̄∀ ̄) 日本は世界の金主だからねー。





(つ∀ ̄) ともあれ、今回の話、「貿易で経済発展しようとするとどうなるのか?」だけど。
(´・ω・`) 結論として、その国家は為替レートの変動にとても弱くなってしまいます。
( ̄∀ ̄) 絶対的にオンリーワンの製品があれば話は別だけどね。サウジアラビアの石油とか。
(´・ω・`) また、そういう「絶対的に必要な資源」は除いて、相手国の景気変動に大きな影響を受けます。
(つ∀ ̄) まあ、資源国家は常に「経済植民地化・債務奴隷国家化」の罠を仕掛けられているんだけどね。今の世界経済って。



(`・ω・´) 次回は為替レートに翻弄され続ける国、韓国について書こうかな、と。
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posted by つるや(国会AA職人二代目) at 23:22| Comment(3) | TrackBack(0) | 経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月26日

中国の投資と特殊な不動産事情

(´・ω・`) さて、今回は勉強がてら中国の特殊な不動産事情について取り上げてみます。
( ̄∀ ̄) 何が特殊かって、あの国、「国籍に関係なく企業や個人が不動産を所有することを禁止している」
(´・ω・`) そこには自国民たる中国人も含まれますので驚きです。
( ̄∀ ̄)というわけで今回のテーマは


中国の不動産事情


(`・ω・´)これについては色々とあの国の法律や歴史を踏まえなければなりませんので複数回に分けて解説します。
( ̄∀ ̄)さて、中国といえば共産党。共産党といえば中国。
(´・ω・`) 全ての財産はタテマエ上は人民のものですが、実態はというと共産党のものです。




参考:国土地制度の改革−私的所有の解禁は自由への一歩か?
http://www.uniteds.asia/company/viewpoint10.html

>中華人民共和国の成立直後は、不動産の国有化を目標に土地が集約されました。具体的には、官僚資本や外国資本などからの収用であり、農村においては地主からの土地没収でした。これらは、その後に個人への再分配が行われ、全人民所有とされました。

>そこから1980年代までは、不動産の公有制の基礎が確立されます。土地の所有権は、全人民所有の名のもとで国家に帰属する場合と農村地方団体組織に帰属する場合の2種類に規定されました。中国の憲法では、都市部の土地は国家が所有し、農村部の土地は農村地方団体組織が所有することになっています

>現在は、土地の公有制は基本的に維持されながらも、農地の使用権は、農民に与えられ、都市部の使用権は、有償譲渡することができるようになりました。



( ゚д゚ ) 憲法で定められてんのかい!!
(つ∀ ̄)調べてみて驚いたよ。
(`・ω・´) 中国で「不動産売買」といったら「土地の所有権の売買」ではありません。「使用権の売買」なのです。
( ̄∀ ̄)おまけにその使用権にしても、さまざまな制約がある。


参考:中国の土地制度及びトラブル事例http://www.jetro.go.jp/jfile/report/05001524/05001524_001_BUP_0.pdf



(`・ω・´)海外知識に役立つ、JETROからの引用です。


三.中国における土地「使用」権

中国の土地使用権には、以下のような種類がある。
@国有土地使用権
(i) 払下土地使用権
(ii)割当土地使用権
A集団土地使用権


(`・ω・´) 詳しい解説はリンクのページにありますが、払下土地使用権を簡単に言うと、「お金で土地を一定期間借りる契約をする」といこと。
( ̄∀ ̄) 土地のリース契約だね。2年とか10年とか30年とか、任意の期間を決めて「その間は自由に使うよ」って話。
(`・ω・´) こうして「払下土地使用権」を得た側は、対象土地の使用権を譲渡、相続、賃貸し、あるいは抵当権の設定などの処分を行うことができる
( ゚д゚ ) 相続もかい!?
( ̄∀ ̄)そそ。「契約期限付き」だけどね
(`・ω・´) 日本の常識が通用しませんねー。トラブルが多いわけです。




( ̄∀ ̄) 次。割当土地使用権
(`・ω・´) これはというと、「地方政府向けの土地使用権の割り当て」といったところ。



( ̄∀ ̄) これで手に入れた土地使用権でやっていい事業は、@国家機関の用地、軍用地、A都市インフラ用地及び公共事業用地、B国が重点的に支援するエネルギー、交通、水利等のプロジェクト用地等の公益的な性質を有する使用形態に限定される。
(`・ω・´) まあ、公共事業の為の土地使用権ですね。実際は汚職の温床ですけど
( ̄∀ ̄) ともあれ、その性質上、海外資本がこの形態の土地使用権を手に入れることはない。




(`・ω・´) 最後に、A集団土地使用権
( ̄∀ ̄) これは、「農民が共同管理する土地の使用権」
(`・ω・´) 共同管理ですので土地使用権を売ったり、農業やってない人に賃貸することは禁止されています。
( ̄∀ ̄) こういう土地を工場建設のために海外企業が取得しようとした場合、色々とトラブルが起こる。
(`・ω・´) 法律で禁止、といっても国家の収容手続きを経て規制解除したら手に入れられますからね。
( ゚д゚ ) 地上げか・・・。
(つ∀ ̄) そういう場合も往々にしてあるようだね。




(´・ω・`) 「割り当て土地使用権」だと、無償かつ無期限の土地使用が認められていますが、他人への譲渡や賃貸ができません
(つ∀ ̄) さらに、国家に突然収容される場合もある。
(´・ω・`) 使用権の期限、形態、所有者を確認しておかないと、色々なトラブルに巻き込まれてしまうわけです。




(つ∀ ̄) それに絡めてトラブル事例や不動産バブルやらを解説したかったけど、ちょっと長くなるのでまた今度ということで。
(`・ω・´) 参考になりましたら下のバナーをクリックご支援お願いします。
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ラベル:経済 豆知識 中国
posted by つるや(国会AA職人二代目) at 20:56| Comment(2) | TrackBack(0) | 経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月25日

国家が経済発展するための条件

(`・ω・´)というわけで、今回のテーマは


国家が経済発展するための条件


(`・ω・´) 大戦直後の日本しかり、開拓時代のアメリカしかり、始めはみんな後進国でした。
( ̄∀ ̄) ついでに言えば、中世のヨーロッパだってそう。ウ○コにまみれた不潔な国家だった。
(´・ω・`) 上下水道が整備されてないので、「トイレの汚物を建物から道に投げ捨てる」なんて普通でしたし。
(つ∀ ̄) 貴婦人のドレスのフレアスカートの形状は実は、中におまるを搭載するためだったという話も。



(´・ω・`)ま、それはともあれ。
( ̄∀ ̄) 問題。「国家が経済発展するための条件」は何でしょうか?
( ゚д゚ ) うーん・・・競争力か?




(´・ω・`) 何に対する競争力ですか?
( ゚д゚ ) 諸外国に対する貿易とか。価格競争力とか。技術力とか。
( ̄∀ ̄) ま、それも重要は重要だけど。




(`・ω・´) 競争力というのはあくまで、「競争相手に勝つ為の手段」ですからね。
( ̄∀ ̄) 国家の発展する条件として絶対的に必要なものではない
(´・ω・`) といっても、長期的に見れば必要ですがね。弱者はいずれ淘汰されますから。




( ゚д゚ ) じゃあ一体、国家の発展するための条件って何なんだ?
(`・ω・´) 「安定した市場があること」が一つ。
( ̄∀ ̄) 言い換えると、「いついかなる時でもその国の製品を買ってくれる市場があるということ




( ゚д゚ ) つまり「お得意さん」か。
(`・ω・´) その通りです。ポイントは、いついかなる時でも、ということ。




( ̄∀ ̄) 価格が高くても、品質が悪くても、買ってくれるという当てがあったら?
(`・ω・´) 企業は安心して製品を作れます。よって安心して設備投資することができます。
( ̄∀ ̄) そしてそのうちに技術力は向上し、歩留まり(良品率)は上がり、生産性は向上すると。




( ゚д゚ ) で、他には?
(`・ω・´) 「利益がその国に戻ってくることこれは絶対条件ですね
(つ∀ ̄) 市場があって、投資が盛んでも、他国やグローバル投資家に「あがり」をチューチューされたらその国には何も残らない。ただの経済植民地。





(`・ω・´) 需要⇒投資⇒需要⇒投資⇒インフラ整備による効率化⇒バブル直前まで続く
( ̄∀ ̄) このスパイラルにおいて、GDPは上がり、国民の生活は豊かになり、国は整備される。




( ゚д゚ ) それはまぁ分かるが、その「お得意さんの市場」ってどこだ
( ̄∀ ̄) 二択だねー。
(`・ω・´) 「自分の国」もしくは「経済植民地」のどっちか
( ゚д゚ ) おおう・・・。




(つ∀ ̄)貿易黒字を目指して経済発展、ってのもロジックとしては間違ってはいない。
(`・ω・´) ただし、「不安定な要素が非常に多い」んですよね。
(つ∀ ̄) だって、貿易相手国の景気が悪くなったら輸出がストップするし
(`・ω・´) 為替レートで利益がころころ変動してしまいます。




( ̄∀ ̄) けど、シンガポールやアイスランドみたいな人口が少ない国はわりとそれでいける
(`・ω・´) 国内市場は小さいですし、GDP規模が小さいので輸出額もたかがしれているからです。
( ̄∀ ̄) つまり、輸入する側の規模も小さくて済む。これが日本になると、GDP500兆円だからね。いまどき、100兆円分の輸入してくれる国家ですらほとんどないでしょ。





( ゚д゚ ) ちょっと待て。じゃあ中国はどうなんだ? 中国で作って中国で消費してるし、輸出も大きいだろだろ?
(つ∀ ̄) 残念ながら、あの国は「いかなる時もあの国の製品を買う市場」がない。
(`・ω・´) 自国の中国人ですら、安ければ他から調達していますし、富裕層は日本製品や海外製品を買っているていたらくです。



( ̄∀ ̄) 現地の企業だってとても不安定。だってあそこ、ほとんどは海外の息がかかってるからね。「中国より安く作れる工場がある? だったら政情が不安定だしそっちいくわ」という話も出ているわけで。
(`・ω・´) 何より、利益は「海外の企業や銀行」それに「党幹部の汚職(⇒そして海外送金)」でもっていってしまう
(つ∀ ̄) ま、韓国よりかは遥かにマシだけどね。





(`・ω・´) では、「安定した市場」かつ「国内にきちんとお金を落としてくれる市場」つまり、「自国の製品を優先的に買ってくれる市場」はどうしたら作れるか?
( ̄∀ ̄) 一番簡単なのは、保護貿易だね外部からの製品を関税や非関税障壁でシャットアウトしつつ、自国で製品を作り上げる。
(`・ω・´) そうすることで自国の製造業を育てつつ、従業員にも十分な給料を支払うわけです。




( ̄∀ ̄) 十分な給料を支払われた従業員は、他国の製品ではなく自国の製品を買ってくれる。関税があるからね。



(`・ω・´) グローバリズムの逆です。



( ̄∀ ̄) アメリカも日本も、いわゆる後進国だった過渡期には保護貿易を取っていた。ちなみに当時の盟主はイギリスね。アメリカと独立戦争やってました。
(`・ω・´) まあ、日本の場合は技術力の発達スピードがすさまじく早かったこともありますが。戦後から数十年は海外通貨の持ち出しを厳しく規制していました。日本人はこの時、海外物品は直接は買えません。




( ̄∀ ̄)実際にはこれに加えて、「安定した資源の確保」とか「貿易摩擦や海外からの投資への対応」とか入るんだけど。そうなると軍事力の影響も考える必要が。
(`・ω・´) そして何より、内需の拡大とインフラ整備ですね。そのあたりはまた今度、ということで。



( ̄∀ ̄)今回はここまで。参考になりましたら下のバナーをクリック応援よろしくなのですよ。
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posted by つるや(国会AA職人二代目) at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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